女性ホルモン「エストロゲン」とは？

胸を大きくする為には「乳腺の成長」が欠かせません。
乳腺が成長してその周りに脂肪をつける事で胸は大きくなります。

「おっぱい」っていったい”何”で出来ているの？

ではどのように乳腺を成長させるのかというと、いくつかの要因があります。

乳腺を育てる方法

その中でも重要なファクターとなる「女性ホルモン」について学んでいきましょう。

体に「女性らしさ」をもたらすホルモン

女性ホルモンといっても大きく2種類あって、1つを「エストロゲン」もう1つを「プロゲステロン」と呼びます。

このうち、エストロゲンは体に「女性らしさ」をもたらしてくれるホルモンと言われています。

女性らしさと言っても抽象的な表現なので、エストロゲンの分泌で得られる具体的な効果（一部）を見てみましょう。

• 善玉コレステロールを増やす
• 血管を広げて血流を促進
• 太ももや乳房の皮下脂肪を増やす
• コラーゲンの合成促進

3番目に書かれている内容に注目してください。
「乳房の皮下脂肪を増やす」・・・平たくいうと「おっぱいを大きくする」ということですね。

つまり、エストロゲンの分泌によって乳腺組織の成長が促され、結果的に胸に脂肪を蓄えてくれるということ。

さらには肌のハリやツヤも期待できるので、エストロゲンは「女性として輝くために必要な成分」と言って差し支えないでしょう。

現に性転換をした元男性の方なんかは女性らしさを出すために女性ホルモンを摂取している方も少なくないんだそうです。

エストロゲンをたくさん分泌させてバストアップ？

「それならエストロゲンがたくさん分泌されたらバストアップに繋がるんだ！」と、考えてしまいがちですが・・・ちょっと待ってください。
実はそんなに簡単な話ではないんです。

そもそも「分泌させたい！」と思ってできるようなものではありません。
エストロゲンは脳の視床下部が出す指令によって卵巣から分泌されるホルモンです。

あなたの体は無意識下でその分泌量をコントロールしているため、体内のエストロゲン量が増えすぎれば分泌を抑えるような指令がでますし、逆に足りなければ増やすように出来ています。

つまり「たくさん分泌させよう！」と思っても、結果的に脳が分泌を抑えてしまうので逆効果となり兼ねないんですね。

女性ホルモンのフィードバック機構とバストアップについて

女性ホルモンを体内に増やすことを目的としたバストアップサプリが効かない人がいる背景には「体内のエストロゲン分泌量は十分だった」ということが考えられるのかもしれません。

もしもあなたがエストロゲン不足によって胸が小さいのではなければ、バストアップサプリなどで女性ホルモンを過剰に増やそうとしても体は余計に分泌を抑えてしまうということです。

エストロゲンだけが増えても意味がない

この項の冒頭で、女性ホルモンには2つあると書きました。
もう1つの女性ホルモン「プロゲステロン」はバストアップについて語る際にあまり重要視されません。

なぜならプロゲステロンの分泌によってもたらされるものは「むくみ」や「ニキビ」といった厄介なものばかりだからです。

そのため、サプリなどでも「エストロゲン」に似た植物の成分を摂取できるようになっているものが多く売られているんですね。

ただし、エストロゲンもプロゲステロンも、どちらか一方だけが増えたり、減ったりしてしまうとホルモンバランスの崩れに繋がります。
実はホルモンバランスの崩れこそが胸を小さくさせている原因だったりするんです。

ちなみにエストロゲンとプロゲステロンの分泌バランスは生理周期にも大きく関係しているため、これを知ることもバストアップへの近道と言えますね。

なぜ生理について知る事でバストアップに繋がるのか？月経と胸の大きさの関係

エストロゲンは何からできている？

体内のエストロゲンを増やすためには、エストロゲンが何から作られているのかも知っておいた方がいいでしょう。

エストロゲンって「コレステロール」から合成されるんだそうです。

コレステロールが胸の大きさを左右するって本当？コレステロールと女性ホルモンの関係。

コレステロールってなんだか悪者みたいなイメージがあったので意外ですよね。

さらに言うと、体内にある男性ホルモンが芳香化して女性ホルモンになることもあるんだそう。

女性ホルモンを増やしてくれる「アロマターゼ酵素」「芳香化」とは？

男性ホルモンが女性ホルモンになるというのはなんだかビックリしませんか？

実は男性の体にも女性ホルモンがありますし、私たちの体にも男性ホルモンが存在しているんです。

こういうことを知ると「女性ホルモンを増やす」と言っても単純ではないんだなって思えますよね。

女性ホルモンを増やす方法